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5歳児、扁桃腺摘出手術の体験記④退院後の生活と感想

5歳児、扁桃腺摘出手術の体験記①手術の決意 - 未来メモリー

5歳児、扁桃腺摘出手術の体験記②手術の様子 - 未来メモリー

5歳児、扁桃腺摘出手術の体験記③術後の経過 - 未来メモリー

こちらの続き。今回が最後です。

一週間の入院期間を経て退院したものの、喉の傷口がふさがった訳ではないので、退院直後からいつも通りの生活!とはいかない。

退院の一週間後に主治医の診察を受けて、そこでOKサインが出るまでは引き続き自宅で療養生活なのだ。

食事は相変わらず喉ごしの良いもの食べるように気を付けなければならない。どれくらい気を使うかというと、普通に炊いたご飯はまだダメと言えばわかりやすいかもしれない。ご飯はお粥から、様子を見ながら柔らかめのご飯へ移行。おかずも自然とスープや煮物中心になる。大して料理のレパートリーがない私にはこれがなかなか大変だった。黙っていれば療養食が出てきた入院生活がちょっぴり懐かしい。

子供はお粥があまり好きではないので、家族の中で自分だけ普通に炊いたご飯が食べられないというのにはストレスを感じたようだ。

また、もし傷口から出血してしまってもすぐに対応できるように、あまり激しく動かないように、ということで当然ながら幼稚園への登園もできない。

入院生活よりは自由度が高いが、色々な制約がある中で自宅で大人しく過ごす一週間というのも、それはそれでハードだった。

 

そして待ちに待った退院一週間後の診察日。

傷口の治りはとても順調。明日から幼稚園に行っていいですよ!と主治医からのお墨付きをもらい、ホッとした。

ただし食事には引き続き気を付けて、完全に元通りにするのは更に一週間後にして下さいとのこと。

実はこの診察の結果で登園OKになったら、子供の大好物の唐揚げでお祝いしようかと思っていのだが、そうなると唐揚げは厳しそう。念のため「唐揚げはダメですよね…?」と確認したら「唐揚げはダメです!もう少し我慢してください!」と苦笑いされてしまった。

 

その翌日から、実に二週間ぶりの幼稚園登園をした。久しぶりの登園に緊張気味の子供だったが、お友達や先生に「大丈夫?」「心配したよ」と随分たくさん声をかけてもらったようだ。

 

 

そしてこの手術から数年。

改めて子供が扁桃腺摘出手術を受けてみてどうだったかを振り返ってみる。

 

  • もともと風邪を引きやすかった子供だが、扁桃腺を取ったからといって風邪を引かなくなるということはなかった。相変わらず風邪自体はちょこちょこひく。
  • ただ、風邪をひいても絶対に扁桃炎にならないので、大抵の風邪が一日二日で治るようになった。
  • 熱が出たときに「また扁桃炎になるかもしれない」という変な緊張感がなくなった。精神的なストレスが一つ減るということは、想像以上にありがたい。
  • 今振り返っても手術後の痛みは忘れられないらしく、未だに子供は「あれは痛かったなー」と言う。でもその後に必ず「痛かったけど、もう扁桃炎にならないんだから、あのとき頑張って良かったなー」と言う。それが本人の率直な感想だ。
  • 手術前の子供はイビキが結構大きかったが、イビキが軽減された。これは予想外で思わぬ副産物だった。

 

そんなこんなでつらつらと書いていたら、大人になった今も扁桃炎に悩まされているマリさんから言及頂いた。


インフルエンザ脱して扁桃炎になる。あとドラマのラブシーン。 - 単なる普通の変な人

マリさんが医師に勧められながらも手術に踏みきれないのは、手術後の痛みがネックになっているらしい。

確かに、私は手術を受けた本人ではないから痛みそのものについては描写できないが、相当痛いというのは間違いない。

ただ、将来何度も扁桃炎で寝込んでしまう日々のこと、風邪をひくたびに「今回も扁桃炎になったら嫌だなぁ」と怯えなくてはならないこと、これらのもたらすストレスの総量を考えたら、扁桃腺摘出手術の痛みというストレスは小さいのではないかと思っている。

 

一方で、大人と子供では事情が全く違うだろう。やはり子供は傷の治りがとても早い。今回この記事を書くにあたり、大人になってから扁桃腺摘出手術を受けた人の体験記もいくつか読んだが、やはり大人になるほど長期間、傷の痛みがあるようだ。

また、経済的な違いもある。

扁桃腺摘出手術は保険適用手術なので、幼児のうちに手術を受けると乳幼児医療費助成制度のおかげで数千円の自己負担で済む。(我が家の場合。この辺りは自治体によって違うので、自治体に確認していた方が良い。)大人だとそうはいかないようだ。

 

逆に言うと、幼児のうちに扁桃腺摘出手術を医師から勧められたら、早いうちに受けておくほどメリットがたくさんある。

とりあえず、お子さんに扁桃腺摘出手術を受けさせるか、もし迷っている人がいたら「うちは本当に受けて良かったと思ってるよー」とお伝えしたい。