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生理に無理解な男性を糾弾する女性は男性器のメカニズムについて万全の理解があるのかという疑問

ここ数日、真偽不明ながらも女性の生理について無知で頓珍漢な男性の発言が話題になっている。

私は体質的にそこまで生理に毎月苦しめられたことはないが、理解の浅い男性に向けて生理について語ってくれともし言われたら1時間くらいは余裕で講義できる。それくらい女性にとって生理とは、煩わしくて苦痛だけど何十年間も付き合わざるをえない月例のイベントなのだ。

とは言え、男性の身体にない器官とそれに伴う苦痛や不快感を、男性も充分に理解して労れという要望はもしかしたら傲慢なんじゃないかとふと思った。

女のくせに女の敵?女が女を背後から撃ってる?そうではない。だって私たち女だって、男性の性器の仕組みのことなんてほとんどわかってないし、積極的に理解しようとしない人がほとんどではないか。

少なくとも私は男児を産むまで、男性が自分の性器をどのようにケアしてるか全く知らなかった。ある日夫に、子供は風呂で自分の性器をちゃんと洗ってるか?と聞かれてキョトンとしたものである。え?洗い方があるの?と。夫はその時に親切にも口頭で説明してくれたが、自分の身体についていないものの洗い方を教えてもらってもいまいちピンと来ず、結局「今度一緒にお風呂に入って見本を見せながら教えてあげて」と夫に頼むしかなかった。

そういうことである。

自分の身体についていない器官に思いを馳せるって、かなりダルいのだ。自分の体験に直結しないことを想像力で補うのは、簡単なようで非常に面倒臭い作業なのだ。

女性が生理の辛さを男性に理解してほしいならば、生理の辛さを男性は絶対に経験できないという前提を忘れてはならない。その上で、あなたは経験することがないからわからないだろうけど、辛いからわかってほしいんだという訴え方をするのが結局は男女の相互理解の一番の近道で、「なんでわかろうとしないんだ」とか「学校で習っただろう」と押し付けるような言い方を女性がしてしまったら、この問題の溝はますます深まるのではないかと懸念している。

生理の苦痛を男性が理解してくれない!と、どんなにイラッとしても、でも私も男性が急所をぶつけたときのうずくまるほどの痛みって絶対に経験できないしなと、ふと思うくらいの冷静さは、大人の女性なら失ってはいけないと思うのだ。