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未来メモリー

未来の自分に誇るメモリー

傷つかずに上手に身を守るより、素直に傷を晒す方が有益だ

独白


「結婚はまだ?」親戚ハラスメントを解毒する武器を用意しました - トイアンナのぐだぐだ

こちらの記事を読んだ。

「結婚はまだ?」親戚ハラスメントを解毒する武器を用意しました。ご自由にお持ちください。 - トイアンナのぐだぐだ

傷つかずに身を守る必要あるのかな。「そういうこと言われると傷つくからやめてほしい」と率直に伝えることが、ハラスメント撲滅への正道だと思う。たまにしか会わない親戚にそこまで労力使えないってのもあるけど。

2016/12/28 09:16

b.hatena.ne.jp

コメント字数の制限で書ききれなかったので、改めて書きたい。

 

詳細は書かないけど、以前、祖母と会話するたびに、祖母が私のあまり触れてほしくないある話題を出してくるのがすごく嫌だった。

祖母のことは大好き。そしてそれを口にする祖母には悪気がない。その会話によって私の心がザワザワしていることに、彼女は全く気が付いていなかった。

「その話をされることは私にとっては苦痛だからやめてほしいのだ」これを祖母本人にはっきり伝えないと、これからも祖母は毎回私にその話しをし続け、私は祖母と会うたびに心をザワザワさせなきゃいけない。

そう気付いたので、あるとき思い切って祖母に自分の素直な気持ちを伝えた。「おばあちゃんにその話をされるたびに、私はこういう理由で悲しい気持ちになる。つらいから、もうその話をするのをやめてほしい」

私の申し出に少し驚いていた祖母だが、理由に納得してくれた。「そうだよね、嫌だったよね、ごめんね。もう今後この話はやめようね」

以来、祖母はその約束を守ってくれている。

 

人を傷つける言葉を発する人のうち、「今この言葉でこいつを傷つけてやろう」と自覚的に振舞っている人はごく一部で、大概が「悪気なく」発した言葉で誰かを傷つけている。

たとえ自分がその言葉から上手く身を守れたり、やり過ごしたりできたとしても「そういう言葉は誰かを傷つける可能性がある」と発信者本人が気付かないと、また別の人が別の場で同じように傷つけられる可能性がある。

だから誰かの悪意のない言葉にグッサリ傷ついたときには、上手に切り返したり、何ともないふりをしたりしないで、たまには思いきって「傷つくからそういうこと言わないで」ってあえて弱味を晒すのって、結構重要だと思うのだ。

もし相手が話のわかる人だったら、たった一度のお願いでもこちらの意図を汲み、以後配慮してくれるようになる可能性が高い。それは、相手自身にもメリットのあることだと思う。

この辺りのことは、以前に書いたこちらにもつながる。

結婚とは「察して欲」と決別すること - 未来メモリー

 

まあ大前提として、相手がこちらの言い分を聞き入れてくれる余地のある人にかぎるんだけど、ね。

こちらが何を言っても暖簾に腕押しタイプの人に、こういうアクション起こす意味は全くない。

 

世の中意外に聞き入れてくれる人が多いので、機会のゆるすかぎり、適切に素直な弱音を吐くのは大事だと思う。でもあまりに頻繁に被害者ぶると、自分の傷を盾に逆に他人を脅かす「繊細ヤクザ」になっちゃう。結局、弱音も強がりも、最後に一番大事なのはバランスなんだ。難しいけど。