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電通の事件を知った私たちがすべきこと、考えるべきこと

【電通過労死事件】被害者のツイートから浮かび上がる電通の体質 – メンヘラ.jp


電通新入社員が自殺 広告業界に蔓延するクソ長時間労働の根深い実態を書いておく : おはよウサギ!

悲しい事件だ。失われた命は戻ってこないが、ご遺族の無念がほんの少しでも晴れる結果になることを願う。

 

関連記事を読んで想像力を巡らすしかないのだが、この事件の場合「なぜ自ら命を絶つ前に仕事を辞めなかったのか」という議論は本質を捉えていないと思う。

 

東大合格、新卒で電通に採用。

その経歴から想像するに、彼女は大変な努力家で、努力することで相応の結果を得る人生を送ってきたのではないだろうか。

だから我慢することに慣れていて、また自分が何かを我慢して努力を続けることで、きっと道は開けると信じてしまう素地があったのかもしれない。

 

更に、彼女は母子家庭だったそうだ。母のためにも頑張らなきゃ、せっかく超有名企業に入ったのだからしっかり稼いで恩返ししなきゃ、だから自分がギリギリまで頑張らないと…とあくまで想像だが、そう考えていたのかもしれない。

 

そうこうしているうちに心を病み、自分の「ギリギリ」がどこなのか正常な判断がつかなくなり、気付いたらとっくに「ギリギリ」の状態を超えていて、悲しい結果になったのではないだろうか。

 

しつこいようだが、あくまで全て想像である。

 

しかし、私自身にも少しだけ似た経験があり、努力家で真面目な若者が陥りがちな思考の迷路がわかるのだ。

 

この事件を知った多くの人が思うように、こんな会社潰れろ!と私も心から思う。

しかし、残念ながら現実的にはこの件で電通が潰れることはないだろう。長谷川某の一件とはスケールが違う。

ではこの悲しい事件を教訓に、何ができるのだろうか。

 

一つは、過労により精神を病んでいるときは、正常な判断力が失われるという事実を皆がしっかり認識することだ。

自分は普通だ、今頑張れば何とかなると思い込みながら、実際は精神状態が健全ではなく無自覚に軽度の鬱状態になっている人は、おそらく日本にかなり多い。もしかしたらこの事件に関する記事を他人事として読みながらも、自身の精神面が既に健全ではない人も結構な数いるかもしれない。

朝起きたら突然身体が起き上がらなくなったとか、仕事中に突然涙が止まらなくなったなんていう症状が出るときは、既にかなり精神状態が悪化しているので、そうなる前に適切な診療を受けるべきだというのは、万人の常識にしたい。

 

もう一つに、社会人は、家族であれ友人であれ、仕事関係以外の人との繋がりを絶たないように注意することだ。

勤める会社の非常識さや、精神面の不調を指摘してくれる人間を意識的に身近につくってほしい。簡単なことではないかもしれないが、そうすることで救われることはきっとある。

 

最後に、代わりのきかない仕事なんて存在しないのだから、努力でどうにもならないのなら全力で逃げてもいいという考えを持つことだ。

もっとも、上記のように既に正常な判断力を失っていたらそう考えるのはとても難しいだろう。だから、平時から「どうにもならなくなったら逃げればいい」と自分に言い聞かせておく必要がある。

あるいは「いや、自分の仕事は本当に自分が抜けたら成り立たないんだ」と反論する人もいるかもしれないが、そんなことは絶対にない。命よりも優先してやるべき仕事なんてない。あなたが抜けた穴は他の人が何とか埋めるだろう。もしかしたらその人が死にそうになるかもしれないが、少なくとも逃げたあなたは死なないし、あなたに代わったその人も死ぬ前に逃げればいいのだから。