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未来メモリー

未来の自分に誇るメモリー

教養は親から子へ贈るものなのかもしれない

今週のお題「プレゼントしたい本」

 

頭のいい子を育てる日本のおはなし ハンディタイプ (.)

頭のいい子を育てる日本のおはなし ハンディタイプ (.)

 

幼児~小学校低学年くらいの子供のいるご家庭にプレゼントしたい本。

 

最近は子供向けの本の種類がすごく多くて、何か本を買ってあげようと本屋に行っても、目移りしてなかなか決められない。

そして、多種多様の本があるだけに、子供たちが昔ながらの童話に触れる機会が減っているのでは?と私は感じている。

もちろん新しい本にも、いい話、面白い話はたくさんある。

しかし、何十年、もしかしたら何百年も昔から、親から子へ語り継がれてきたスーパースタンダードな物語には理屈を超えたパワーがあるのだ。

 

ジバニャンは知ってるのに、お菊の皿は知らない。

スタジオジブリはわかるのに、宮沢賢治はわからない。

日本にそういう子供が増えたら、時代の流れとしては仕方のないことかもしれないけど、どうしてもちょっと寂しいと思うのは私だけではないだろう。

 

この本には、1ページ2段組の見開き2ページで1話が完結する形式で、100話以上が載っている

毎日1話ずつ子供に読んであげたとしても3カ月以上かかることになる。

このため、記憶の薄れた頃に2巡目、3巡目を読んでも子供は新鮮に楽しめるはずだ。

 

限られた文字数で物語を完結させる必要があるためか、文中、幼い子供にはややわかりづらい表現もある。

しかしそこは親の腕の見せ所。読み聞かせのペースを崩さずに、わかりやすい表現に言い換えることで、親の頭の体操にもなるだろう。

 

このシリーズは他にも「世界のおはなし」など複数が発行されているが、学生時代に現国が大好きだった私は「日本のおはなし」が一押しだ。

宮沢賢治は複数作が載っているし、芥川龍之介太宰治夏目漱石中原中也の詩まで載っていたのは嬉しかった。

しかし子供がわかる物語を100以上集めるのは容易でないらしく、中には私自身初めて読むような物語もある。自分も結末に期待しながら読み聞かせをするというのも、また楽しい。

 

最近、子供と接しながら「教養とは何だろう」「教養はどうやったら身に付くのだろう」とよく考える。

色々考えているのだが、自分の中でまだこれという答えが出ていない。

しかしスーパースタンダードな物語を子供に読み聞かせているとき、その反応を見て「もしかしたらこれは教養につながるかもしれない」と着実な手応えを感じることがある。

 

昔ながらの物語には理屈を超えた魅力があるはずだと、私同様に信じている親御さんには、ぜひ読み聞かせを試してみてもらいたい。