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恩田陸「夏の名残の薔薇」から「去年マリエンバートで」を想う

今週のお題「映画の夏」

 

一時期、恩田陸の小説にハマっていた。

夏の名残りの薔薇 (文春文庫)

「夏の名残の薔薇」という小説は、幻想的で観念的で、好き嫌いが分かれると思うが、私はお気に入りだった。

この小説の中に「去年マリエンバートで」という古い映画が出てくる。

そもそもどうやら小説全体がこの映画へのオマージュらしいが、私は小説を読むまでこの映画のことを知らなかったし、もちろん観たこともなかった。

 

興味を持って検索してみると、1960年代に作られた映画らしい。


去年マリエンバートで - 作品 - Yahoo!映画

色々と情報を流し読みすると、この映画に関して書かれている記事は多くあらすじも読めるのだが、読んでも映画の全体像がさっぱりつかめない。

映画史上最も難解だとする評まである。

 

一つ言えることは、検索で表示される映画の画像が、どれもこれも怖いくらいに美しい。

特に映画の重要なモチーフとなっているらしい庭園は、美しいがどこか心を不安にさせる。もちろん「夏の名残の薔薇」でも庭園についての記述があった。

 

色々なレビューを見ては「去年マリエンバートで」への興味を掻き立てられるのだが、近所のレンタルショップには置いておらず、購入するふんぎりもつかない。

何年も心の隅に引っ掛かりながら、未だに鑑賞できていない映画なのだ。

 

この映画のレビューで良く「白昼夢」というキーワードが出てくる。

 

化け物じみた最近の暑さを束の間でも忘れさせてくれるなから、この夏こそ観てみようか。